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平成２６年１２月１日大阪地裁３３１号にて 平尾被告の第８回目の証人尋問が行われ、
この公判証人尋問で始めて弁護側の要求による
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刑事事件、逮捕拘留中の細見証人が出廷した。裁判長の前で「虚偽答弁しない旨」の
宣誓後、核心に触れる質問が行われた。
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弁護人 「あなたは今被告席にいる平尾被告に平成２４年８月２９日税務調査の見返
りとして現金を渡しましたか？」
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| 細見証人「いいえ。」 |
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弁護人 「それではお伺いします。平尾被告が収賄罪で逮捕される前に検察の取調
べに１２０万円渡したと供述しています。その後の取調べでは、
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| 平良被告が供述をひるがえしているのですが、どのように思いますか？」 |
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細見証人「私は現金を渡した記憶がありませんので、検察の取調べに１２０万円渡したと
供述した時は、平尾被告は気がおかしいと思った。何かの検察の誘導があったのかと」
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| 弁護人 「それでは弁護側からの質問は終わります、」 |
続いて検察の方から |
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検察人 「あなたは今被告席にいる平尾被告に贈賄の記憶がないと証言されましたが、
なぜそういう風に言えるのですか？」
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細見証人「私は現金を渡した記憶がありません。税務署勤務時代から受けた教育で
事業の現金収支は必ず記録する癖がついており、仕事に関する現金受け渡しは、
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| 手帳等必ず何かの資料に記録します。そういう記録が一切ありません。」 |
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検察人 「細見税理士事務所の記録を見ても記載が無い。帳簿以外の現金の持ち合
わせがあったのでは？」
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細見証人「個人的なお金の管理帳面はありません。」 |
検察人 「あなたは貸し金業務をしていたので、その貸金業の帳面を見せてください。」 |
細見証人「私は今別の事件の被告となっています。宣誓通り証言を拒否します。」 |
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検察人 「なぜ証言できないのですか？平尾被告の重要なところなので貸金業の帳面
を見せて欲しい。」
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細名証人は裁判長に向かって検察側の強制な質問に対し証言黙秘を願い出、裁判長
と検察側のしばらくのやり取りがあった後、検察の質問が変更された。
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検察人 「あなたは平尾被告への贈賄は否定されましたが、平尾被告が否認している
国家公務員法違反、法人税法違反に関し、お聞きしますが、
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他の証人の供述により、脱税した鰍lＮの経営者と平良被告を引き合わせ、
紹介をしたということですが、事実ですか？｝
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| 細見証人「その通りです。」 |
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検察人 「なぜそのようなことをしたのですか？税務調査がある１年以内から時々
接触していた。」
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細見証人「なぜ鰍lＮの経営者と平尾被告を引き合わせ、紹介をしたのかわかりません。
その時私の頭がおかしかったと思います。」
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| 検察人 「税務調査のスキームなど、税務職員を交流し、一連の脱税工作を下のでは？」 |
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細見証人「私は鰍lの経営者と平尾被告を引き合わせただけで、それ以外は一切
かかわっていません。」
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検察人 「脱税した鰍lＮの経営者、永井税理士などの証言により一連の税務調査の
スキームなど指示し、脱税否認額まで決めていた？」
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細見証人「私は鰍lＮの経営者と平良被告を引き合わせただけで、一連の税務調査の
スキームなど指示し、脱税否認額まで決めていたのはナイトアシストの
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永井税理士などが行っていた。私の税理士としての考えは、税務調査は
あくまでも国税と調査受ける会社の仲介であり、調査がスムーズに行くこと
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| の便宜を図るものと思っています。ましてや否認額まで税理士が決められない。」 |
| 検察人 「税務調査になぜ平尾被告がえらばれた？」 |
| 細見証人「わかりません。国税が決めることです。」 |
検察人 「国税局に圧力をかけた」 |
細見証人「そんなことができるはずが無いでしょう。」
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大阪国税局の税務調査をめぐる贈収賄事件で、加重収賄などの罪に問われた
元同局上席国税調査官、平尾被告（４４）＝懲戒免職＝の論告求刑公判が１６日、
大阪地裁（遠藤邦彦裁判長）で開かれた。
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検察側は「国税当局の信用を失墜し国民の納税意識に多大な影響を与えた責任は
重い」として懲役３年、追徴金１２０万円を求刑した。判決は４月１７日。
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一方、弁護側は最終弁論で「（被告が逮捕された直後の）自白は体調不良や勘違い、
推測などが原因で信用できない」として改めて無罪を主張した。
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起訴状によると、平尾被告は平成２３年９月、同局ＯＢの元税理士、細見被告＝
贈賄罪などで公判中＝の顧問先企業の脱税に協力する見返りとして、細見被告から
現金１２０万円を受け取ったなどとされる。
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項目 ３
